市販のルウを使っても「お店のカレーみたいなコクが出ない」——その差は、ルウを入れる前の作り方にあります。現役料理人Leekの考え方は「ルウを入れる前に、美味しいスープを完成させる」。これを意識するだけで、いつものカレーが見違えます。
考え方:ルウの前に「美味しいスープ」を作る
ルウは最後に味をまとめる調味料であって、うま味そのものを生むものではありません。ルウを入れる前の段階で、すでに美味しいスープになっている——それが理想です。ここでコクを作り込みます。
コツ1:玉ねぎを飴色まで炒める
玉ねぎをじっくり炒めて飴色にすると、甘みと深いコクが生まれます。時間はかかりますが、ここがカレーの土台。焦がさないよう中火で、しんなり→きつね色→飴色へと、じっくり火を入れます。
コツ2:うま味を「掛け算」する
うま味には種類があり、組み合わせると相乗効果で何倍にも強くなるのがポイントです。
- グルタミン酸:野菜・玉ねぎ・トマトなど
- イノシン酸:肉・鶏・魚など
つまり「飴色玉ねぎ(グルタミン酸)」+「その時入れる肉(イノシン酸)」を合わせることで、うま味が掛け算され、深い味わいになります。
コツ3:コクは「直接的でない甘み」で補う
物足りないときは砂糖のような直接的な甘さではなく、すりおろし玉ねぎ・りんご・はちみつなど、輪郭のやわらかい甘みを少量加えると、角のないコクが出ます。
まとめ
- ルウの前に「美味しいスープ」を完成させる意識
- 玉ねぎは飴色まで炒める
- グルタミン酸(野菜)×イノシン酸(肉)でうま味を掛け算
- コクは直接的でない甘みで補う
冷蔵庫の野菜や肉で何カレーにするか迷ったら、なんつく?に相談してみてください。